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歯がボロボロになってしまった状態からの治療(ケース②)

虫歯が多く、若いころから何度も歯医者に通っていた42歳の主婦、佐藤さん(仮名)。
でも、治療の痛みや音が怖くて、だんだん通うのがつらくなってしまいました。
しばらくのあいだ「また今度行こう」と先延ばしにしているうちに、気がつけば口の中がボロボロに…。
鏡を見るたびにショックで、人と話すのも少し恥ずかしくなっていました。

そんな時、知り合いから
「本当に丁寧に診てくれる歯医者さんがあるよ」
と紹介されました。
少し遠く、電車で1時間半もかかる場所でしたが、
「最後のチャンスかもしれない」
と思い、思い切って予約を取られたそうです。

 

 

佐藤さん(仮名)もC4(残根状態)です。歯ぐきの上に歯が見えません。上から見ても歯が存在しているようには見えません。日本の保険ルールでは、誰が見てもC4(残根状態)です。抜歯と言われても仕方ありません。

 

佐藤さん(仮名)も、前歯なので審美的面を考慮して、エクストリュージョンと臨床的歯冠延長手術の組み合わせで治療しました。

 

①エクストリュージョン

エクストリュージョンしています。この状態を2か月半続けました。ゆっくり引っ張ることが大事です。急激に引っ張ると抜けてしまいます。

 

②臨床的歯冠延長手術

 

 

エクストリュージョン後、歯冠長延長手術を行いました。

歯肉整形と歯槽骨整形を行った後の状態です。前回のケースと同じようにOsteoplastyとOstectomyをどの部位にどのくらいの量行うか考える必要があります。

 

 



最初の状態と比べてみてください。もう一度言いますが、現代歯科医学はC4を抜歯ではなく、救うことが出来るのです。

 

ここまでくれば、後は土台をつくり、かぶせものの型取りをするだけです。

 

 

ここまで治療が進めばもう安心です。

 

 

セラミックでとても綺麗になりました。

 

治療の順に並べてみましょう。

 

①治療前

②エクストリュージョン

③歯冠長延長手術

 

④支台築造

⑤最終補綴

 

 

実は佐藤さん(仮名)は前歯のすき間も気になっていました。矯正も行い、すき間も治しました。

 

治療前

 

治療後

 

 

佐藤さん(仮名)の治療後の感想

 

治療前は本当にこんなボロボロの歯が治るのかと半信半疑でした。ですが治療前に画像を交えてしっかりした説明がありました。これなら任せても大丈夫と信頼することが出来ました。治療が進むにつれて、それは確信に変わっていきました。電車を乗り継いで通った甲斐がありました。

今では食事はもちろんのこと、手で口を隠していたのがうそのように笑えるようになりました。もっと早く治せばよかったと思います。

 

担当医から一言

笑顔が素敵な方でしたが、さらに素敵な笑顔になりました。遠方からの通院でしたので、なるべく一回の治療でまとめてできるように治療計画を立てたのが良かったです。歯医者でこんなことまでするとは考えもしなかったと思います。頑張って治療に協力してくださってありがとうございました。この状態を続けられるように、メンテナンスでお会いしましょう。